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古い家の雨漏り修理の原因と、なるべくお金をかけずに修理する方法【事例あり】

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2024.07.02 更新 雨漏り修理の専門家が丁寧に教えます!
古い家の雨漏り修理の原因と、なるべくお金をかけずに修理する方法【事例あり】

朝から雨が降るような天気の悪い日に、家の雨漏りまで起きて、憂鬱な気持ちになった。
「次はいつ雨漏り被害が起きるんだろう」と、心配する生活から解放されたい。
そのようなお悩みを抱えてはいませんか。

築10年以上のお家では、経年劣化により雨漏り被害が起こりやすくなります。
実際に、全国の「リフォーム相談」における戸建て住宅の不具合のうち、戸建住宅でもっとも多いのが「雨漏り」、次点で外装の「はがれ」「ひび割れ」となっています。

しかし「家自体も古いし、大掛かりなリフォームをする気にもなれない」と、そのまま放置する方が多いのも事実です。
「古い家だから」「使っていない部屋だから」といって、雨漏りを放置すると、見た目以上に家へのダメージが深刻になります。

戸建住宅で暮らすうえで避けては通れない雨漏り修理を、なるべくお金をかけずに完了する方法について、記事の中でくわしく解説します。
まずはよくある雨漏りの原因と対処法から見ていきましょう。
それではまいります。

▶︎みんなの雨漏り修理屋さんは、屋根だけでなく外壁の修理も承っています。放置すると雨漏りの原因にもなる外壁の不具合は、ぜひこちらのページ(TOP)からお気軽にお問い合わせください!

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古い家の雨漏りが起こる原因

古い家の雨漏りが起こる原因

雨漏り修理のプロは、ご自宅の症状や構造、雨漏りが起こる時期から、おおよその原因を特定します。

例)

しかし、上記はあくまでも可能性のひとつであり、ご自宅の状態によって原因はさまざまです。

雨漏り修理のプロが現場を拝見し、きちんと診断してみなければ、本当の原因はわかりません。
築年数30年以上の戸建住宅で起こる雨漏りで、よくある原因を4つお伝えします。

1. 雨樋(あまどい)の詰まりや破損

屋根に降った雨を集めて流す役割をもつ「雨樋(あまどい)」にゴミが詰まったり、ゆがんだり、破損することでカビが生え、雨漏りの原因になることがあります。
とくに山の近くや、周りに木があるお家では、枯れ葉や枝、鳥の巣などが雨水の通り道を塞ぎ、周りに苔やカビが侵食する原因となることがあります。
対処法としては、雨樋の掃除をして枯葉や泥を取り除いたり、雨樋自体を新しいものに交換することをオススメします。

2. 瓦屋根の経年劣化

屋根に「瓦」を採用しているお家では、屋根瓦が風で飛ばされたり、ヒビが入って雨漏りが始まることがあります。
瓦は他の屋根材と比べて耐久性に優れ、長持ちする素材です。
しかし長い間雨風に晒されることで、築30年ほどで瓦のズレが起きはじめます。

ズレた瓦を放置すると、瓦同士がぶつかり、25〜30年目には約50%の瓦が割れてきます。
とくに屋根の頂上部にある「棟瓦」は傷みやすく、漆喰が崩れたり、金属製の棟板金が反ったり浮いたりすることがあります。
割れた瓦を放置すると、雨が入り込むことでその下の防水シートが劣化し、ひどくなると、屋根を支える野路板が腐り、壁の内部に広がっていきます。

大規模な葺き替え工事が必要になるため、被害が少ないうちに、早めの相談・対処をオススメします。

3. 破風の経年劣化

「破風(はふ)」とは、切妻屋根の短辺で、外壁から張り出した屋根の先の部分です。
屋根を吹き上げる風邪を抑え、屋根内への雨水と風の侵入を防ぐ役割を持ちます。

破風の耐用年数は約20〜30年ですが、とくに2階の破風は日光や風雨に直接さらされるため、塗装の劣化スピードが早いです。
雨水が屋根に侵入すると、屋根裏の腐食につながります。

対処法としては、劣化が激しい場合は取り替え、表面塗装が劣化している場合は塗り替えを行います。
金属製の破風はサビを落とし、錆止め塗料を下塗りしてから上塗りを行います。

4. 外壁の亀裂・剥がれ

台風など、横殴りの強い雨のときだけ雨漏りする場合は、外壁の亀裂や細かなヒビが出来ていたり、外壁と屋根の間に隙間が広がり、雨水が入り込んでいる可能性があります。
よくあるのが、目に見えない「ヘアークラック」と呼ばれるヒビができ、そこから雨漏りが起こるケースです。
そのような場合は、シーリング材を打ってヒビを塞ぎます。
ヒビの数が多かったり、外壁全体が傷んでいるときは、外壁塗装を行います。
外壁は、定期的な塗装やメンテナンスをすることで50〜100年保たせることが可能ですが、外壁材(モルタル・漆喰・タイル…etc.)や塗料の種類によって、保ちが変わるので注意が必要です。

具体的には、耐用年数10年の塗料は30年のうち3回塗り替えが必要ですが、耐用年数15年の塗料であれば2回で済む…といった具合です。

家づくりで使われる素材は、それぞれ耐用年数が異なります。たとえば、外壁タイルは60年保つものの、その隙間を埋めるシーリング材は10年で打ち替えが必要…といった具合です。適切なタイミングで必要箇所のメンテナンスをすることで、家全体が長持ちします!

古い家の雨漏り修理は自分でできる?

古い家の雨漏り修理は自分でできる

可能ではあるけれどオススメしない

結論から言うと、古い家の雨漏り修理を自分で行うのはオススメしません。
よくあるのが、「古い家だし、全部直すのはお金も時間もかかる。部分的に修理できたら、それでいい」という意見です。
もちろん一般の人でも、ホームセンターやネットショップで修理道具を調達して、瓦のヒビ割れを塞ぐことは可能です。

しかし、古い家に限って言えば、自力修理=節約につながるというのは誤りです。
間違った修理をすることで、かえって雨漏りが悪化する可能性があるからです。

雨漏りの原因は人間の病気と一緒で、一般の人が外から見ただけでは本当の原因を突き止められないことが多いです。
たとえば二次防水が浸水したときは、入り込んだのが雨水なのか、結露なのかによって対応がまったく変わります。

雨漏りが原因の場合はコーキング修理や葺き替えで対処し、結露が原因の場合は、結露の予防効果の高い防腐剤やセラミックで補強したのち、外側を張り替えて対処します。

また、屋根に登っての高所作業は、転落の危険があり、大変危険です。
ときには、まだ割れていない瓦を踏んで、うっかり壊してしまうことも考えられます。
このように、建築と部材の専門知識、そして高所作業の実績と経験が必要になります。

大切なご自宅の雨漏り修理は、必ずプロの職人に依頼してくださいね。

「古い家の雨漏り修理にお金をかけたくない」という人には部分修理がオススメ

みんなの雨漏り修理屋さんでは、大掛かりな屋根の張替えや塗装は最後の手段です。
お客さまの予算とご希望にあわせて、まずはこわれた場所だけ部分修理ができないか検討します。

そのうえで、耐用年数ごとにいくつかの修理プランをご用意し、ベストなものをお選びいただけるよう調整します。
経験豊富なプロの職員が、雨漏りの原因をしっかりと突き止めるので、安心してお任せくださいね。
まずは無料のお見積もりから、お気軽にご相談ください。

雨漏り修理業者の選び方

限られた時間できちんと雨漏りを止めてもらうためにも、業者選びは決して間違えないでください。
雨漏り修理を終えたあと「頼んでよかった」と晴れやかな気持ちで過ごすためにも、次の5つの条件を満たす業者を選びましょう。

  1. 金額がわかりやすく、予算に合っている
  2. スタッフの説明がわかりやすく、清潔感がある
  3. 火災保険の案内も快く対応してくれる
  4. すぐ駆けつけてくれる
  5. 工事のあとのケアが適切(アフターフォローがしっかりしている)

昨今は少なくなりましたが、過去には押し売りや訪問販売、法外な高額請求を行う業者も存在しました。
金額的に納得できないときには、いくつかの業者に見積もりをとり、納得したうえで依頼に進みましょう。

古い家の雨漏りリフォームにかかる時間

かんたんなコーキング修理や雨樋の補修工事なら、半日から1日ぐらいで終了します。
屋根の葺き替えリフォームのような大掛かりな工事になると、およそ4日から10日ほどかかるのが一般的です。

ただし屋根の工事は雨や雪、強風などの天候に左右されるほか、家の大きさ・構造、職人の人数によっても変化するため、くわしくは見積もり時に確認してみてくださいね。

古い家の雨漏り修理依頼で必ず確認すること

とくに築30年以上のご自宅の雨漏り修理で重要なのは、修理にかかる金額よりも、「今後のどのぐらいの期間、この家で暮らしたいのか」を考えることです。
業者が提示する修理費用には、高い見積もりも、安い見積もりもあります。
そして、その金額には必ず根拠があります。

「最低でも何年間、この家で暮らしたいのか」をベースに、工事の内容と金額を照らし合わせると、見積もり金額が自分に合っているかどうかを判断しやすくなります。
みんなの雨漏り工事屋さんでは、取り扱う瓦の種類が豊富です。

さまざまな色・種類・価格からお選びいただけます。
ときには、今では製造中止になった古い瓦を再現するため、オーダーメイドのガラスで特注し、割れた箇所だけ差し替えることも。
特殊な屋根や構造のお家も、お気軽にご相談くださいね。

古い家の雨漏り修理にかかる費用相場

古い家の雨漏りリフォームにかかる費用相場は、部分修理か全体修理かによって異なります。

くわしく解説します。

1. 部分修理の費用相場は「8,000円〜20万円」

部分的な雨漏り修理の費用相場は「8,000円〜20万円」となります。
金額に幅がありますが、もちろん被害規模が1〜2箇所なら、数万円で修理が完了します。

ただし古い家の場合、ヒビや劣化があちこちで起こっていることが多いため金額が上がりやすくなります。
部分修理の内容としては、屋根や外壁のヒビ割れ修理や、1枚だけ割れた屋根瓦の差し替え(交換)などが該当します。くわしくは、以下の表をご覧ください。

費用相場(延床面積30坪の家を想定)
コーキング修理(シーリング) 2,000円〜6万円
屋根の差し替え 2,000円〜6万円
雨樋修理 3,000円〜10万円
雪止め交換 3万円〜40万円
漆喰の補修 3万円〜10万円
棟板金の交換 3万円〜12万円
瓦の交換 1万円〜6万円
内部からの雨漏り修理・補修 5万円〜30万円

具体的な金額は、割れた瓦の枚数や、修理が必要な面積によって前後するため、専門家にご相談くださいね。

2. 全体修理の費用相場は「30万円〜200万円」

全体的な雨漏り修理の費用相場は「30万円〜200万円」となります。
全体修理には、作業員の足場が必要になり、費用には作業員の足場代が含まれます。

足場代は、1平方メートルあたり600円~1,500円が相場となり、延床面積50坪の住宅では10〜25万円ほどとなります。

費用相場(延床面積30坪の家を想定)
塗装 30万円〜90万円
葺き替え 50万円〜200万円
カバー工法(重ね葺き) 70万円〜150万円
古い家の雨漏りは火災保険で治る?

持ち家の雨漏り修理には火災保険を適用できます。

補償金額は契約した火災保険の種類にもよりますが、多くの場合は下限額が20万円以上(全額)、もしくは自己負担額(5万円など)を超えた損害金額が支給されます。
ただし火災保険の適用には条件があり、「3年以内に発生した、自然災害による雨漏り」のみとなるため注意しましょう。

建築会社の施工不良や、経年劣化ではないという証明ができれば、雨漏りの修理費用を火災保険で補えるでしょう。
そのためにも、雨漏りに気付いたら、被害箇所の写真を撮影しておくようにしてください。

雨漏りの火災保険の申請手順は、下の記事でくわしく解説しています。
ぜひあわせてお読みくださいね。
雨漏り修理に火災保険が適応される条件と申請手順

みんなの雨漏り修理屋さんでは、お客さまの火災保険申請のための写真撮影や書類作成のお手伝いもしています!
「うちのケースでは、火災保険を申請できる?」などのご相談もお待ちしています。まずはお気軽にご相談くださいね。

雨漏りの「部分修理」の施工事例

雨漏りの「全体修理」の施工事例雨漏りの「全体修理」の施工事例雨漏りの「全体修理」の施工事例

ちょっと雨漏りしてるので、古い漆喰を新しくしてほしいです。
2022年10月26日、天井の雨漏り修理と、漆喰の交換でお伺いしました。

お客さまのご自宅は築40年ほどの木造住宅で、すみ棟の瓦から雨漏りするとのことでした。

実際に屋根に上ってみると、棟瓦の漆喰が劣化して崩れており、そこから雨水が侵入しているようでした。漆喰の交換と、雨樋に溜まった泥の除去により、雨漏りがピタリと止まったとのことで、よかったです!

雨漏りの「全体修理」の施工事例

雨漏りの「部分修理」の施工事例雨漏りの「部分修理」の施工事例雨漏りの「部分修理」の施工事例

以前から、天井の雨漏りが気になっていた。部分補修のページを見て、甥っ子に教えてもらい、電話しました。

2022年10月24日、天井の雨漏り修理と、屋根のカバー工法でお伺いしました。
お客さまのお家では、以前から天井の雨漏りが気になっており、いよいよ被害がひどくなったので、「全体修理」をお願いしたいとのことでした。

床も落ち窪んでいる場所があり、危険な状態でした。
とくに被害のひどかった1階天井やトイレの床面を含めた、室内の雨漏り被害のある箇所全般の修理を行うことに。

そのうえで、瓦屋根からガルバリウム鋼板への「カバー工法」により、雨漏りの再発を防止することにしました。
約2か月間の工事で、屋根も天井もキレイになり、喜んでいただけてよかったです!

まとめ

この記事では、古い家の雨漏り修理についてお伝えしました。
とくに重要なポイントは、次の3つでしたね。

家は経年劣化にともない雨漏りしやすくなり、場所や状態に応じた適切な修理が必要になります。
逆に言うと、10年目、30年目などの節目に定期的なメンテナンスをしていれば、それだけ家が健康になり、長く暮らせるようになるということです。

雨漏りと隣り合わせの生活は、たいへん不安で憂鬱ですよね。
雨が降るたびに雨漏りの心配をしなければなりませんし、漏電の心配もあるでしょう。
このまま放っておくと、家の柱や構造部分が腐ってしまうのではないかという心配も膨らむと思います。

今のおうちで家族が長く健康に暮らすためにも、住宅の場所や傷み具合にあわせて、適切な点検・メンテナンスをしてあげてくださいね。

この記事を監修した雨漏り修理の専門家
松坂(まつざか)

古い家が劣化するもっとも大きな原因は、外部の環境だと言われています。
建物の外側は常に強い日差しや紫外線、雨水、台風や雪に晒され、少しずつ傷んでいきます。

日当たりのよい南側や西側、交通量の多い場所や道路に面している部分は、排気ガスやホコリによる外装の劣化が早くなります。
一方で、日当たりが悪い北側は湿気が発生しやすく、結露やカビ、シロアリが湧きやすいです。
私たち職人は、場所の特性をふまえて、雨漏りの原因をピタリと突き止め、お客さまに合った修理のご提案をさせていただきます。

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