雨漏りで漏電するって本当?漏電したときの対処法は?
雨漏りは漏電の可能性があると聞きました。
雨漏りすると漏電するというのは本当ですか?
その場合、漏電しないようにどんな対策をとればいいでしょうか?
雨漏りしたら漏電に注意!
「コンセントの近くで雨漏りしてる…このままにして大丈夫?」
「火災とか大ごとになったりするの?」
みえない部分で起きることの多い雨漏りの漏電は、火事になるんじゃないかと不安になりますよね。
もし、あなたの家で
・知らないうちにブレーカーが落ちていた
・雨が降ると家電の調子が悪い
といったことが起きているなら、それは雨漏りが原因で漏電しているのかも。
漏電は放っておくと、家にも人にも危害を及ぼします。
「もしかして、この不調は雨漏りからくる漏電?」
と、ちょっとでも不安を感じたら。
雨漏りでの漏電対策を、いっしょに見ていきましょう。
目次
まずは確認。漏電しているかどうかチェック

ブレーカーは落ちている?
漏電すると「漏電ブレーカー」が作動します。
あなたの家はどうでしょう?
もし、
- 漏電ブレーカーが頻繁に落ちる
- 雨が降るとブレーカーが落ちる
といったことが起きている場合、漏電の可能性が考えられます。
雨が降ると家電の調子が悪い
雨が降ったときだけ保温ポットが切れていたり、冷蔵庫が冷えなくなっていたり…
そうした家電の不調を感じていたら、雨漏りでの漏電かもしれません。
雨が降っていなくても、賃貸であれば水を通す配管が壊れているかもしれません。
雨漏りのあと、かわいたと思っていても湿気がこもり漏電する場合もあります。
雨の後しばらくは、家電の調子にも目をくばってみてくださいね。
金属にさわるとピリピリする
家電や、家の金属がむき出しになっているところを触るとピリっとする場合、漏電しているかもしれません。
激しく漏電している場合、柱などの木材をさわってもビリビリすることがあります。
こげた臭いがする
どこからかこげた様な臭いがする場合、コンセントなど電気配線がショートしているかも。
こうした場合、火災の可能性がありますので
「なんの臭い?…まぁいいか!」
と放置するのは危険です。
電気代に変化はないか
とくに理由も見当たらないまま、電気代が数千円程度差がついてしまったら、漏電も視野に入れましょう。
漏電はその名の通りどこからか電気が漏れてしまっている状態。
家電の使用状況なども一緒に確認しながら、金額をチェックしてみてください。
漏電してる!次にとるべき行動は?
「うち、雨漏りで漏電してるかも!?」
と思ったら、漏電も怖いしどうしたらいいか困ってしまいますよね。
あせっている時ほど、どうしたら良いかわからなくなるのは当然のことです。
私と一緒に、ひとつひとつ確認していきましょう!
どこから漏電しているか確認する方法
- ブレーカーを全部下げる
- 漏電ブレーカーだけ上げる
- 個別のブレーカーを一つずつ上げる
(3)の作業中に漏電ブレーカーがおちれば、その配線が原因とわかります。
業者がくるまでは、そのブレーカーは上げずにいた方が安心ですね。
電気保安協会へ連絡
電気設備に関する点検等を担っている団体です。
漏電に関しては数年に一度、無料点検が義務付けられているんです。
たまに来る電気の調査はコレなんですね。
電気保安協会は各地域にありますので、あなたの住んでいる地域の電気保安協会に連絡しましょう。
※近くの電気保安協会を調べたい場合はこちら
近くの電力へ連絡
電気保安協会は連絡がつきにくいケースもある様なので、そうした場合は契約している電力会社へ電話するといいでしょう。
< 主な電力会社 >
来てくれるまでの対策
一番はブレーカーを落とすことです。
電気の大元をたってしまえば、漏電の危険はなくなりますよね。
ただ、冷蔵庫やエアコン、給湯器など電気がないと困るものもあります。
電力会社へ電話をしたときに、
- いつ来てくれるか
- それまでにどの様に安全を保てばいいか
を確認しておけば、おおよその目処もつけやすいです。
なぜ雨漏りによる漏電は危険なのか
原因が雨漏りだとすれば、雨漏りを修理した上で漏電を直す必要があります。
原因は漏電ではなく、雨漏りだからです。
そのため、雨漏りを放置すれば
- 雨漏りを修理しない限り、何度も繰り返す可能性がある
- 雨漏りが乾いたと思っても、見えないところで湿気がこもって、漏電することがある
と、何度も繰り返してしまうことに。
雨漏りの漏電による被害
雨漏りの漏電は、漏電自体がすでに二次被害。
広範囲でダメージをあたえていくんです。
雨漏りと漏電が合わさると、どんな危険性がひそんでいるのでしょうか。
家電がこわれて修繕・買い替えが必要になる
漏電している影響を一番受けやすいのは家電です。
家電のコードや本体が水で濡れると、絶縁不良により故障を起こすことがあります。
電気を帯び、こわれて使えなくなった場合は、修理・買い替えが必要となります。
家電の修理や買い替えには費用がかかります。
停電により生活が不自由になる
漏電すると、電気回路が遮断され、停電が起きます。
家電が漏電した場合、速やかに家電のコンセントを抜き、修理・買い替えを検討してください。
屋内の電気回路で漏電が起きた場合は、業者による応急処置や修繕が必要です。
応急処置や修繕が完了するまで、一部の配線を使用できず、不便な生活を強いられることになります。
電力損失により電気料金が上がる
漏電が起きると、電気回路の外に電気が漏れることにより、家電を動かす以上の電力が必要になります。
このため、電気料金が余分にかかってしまうのです。
感電する
「感電なんておおげさな…」
と思われるかもしれませんが、漏電による感電は、意外とあなどれないって知っていましたか?
人体に影響が出るほどの漏電であれば漏電ブレーカーが落ちるしくみになっています。
しかし無視して使い続ければ、呼吸困難や体にえぐられたような傷ができたり、後遺症が残るほどのケースも。
※参照:感電災害の動向と電撃の危険限界
家電にはアースと呼ばれる感電を防止する装置が付いています。
冷蔵庫や洗濯機に付いている、緑のアレです。
こうした安全装置も活用すれば、万が一漏電してもとりあえずは安心です。
火災
漏電で一番こわいこと、といったらコレですよね。
「うちは火災保険に入っているから安心!」
と思ったあなたは、要注意。
雨漏りによる漏電は、保険の対象外になる可能性があります。
予防方法はある?
雨漏りの漏電を予防する一番の方法は雨漏りを直すことです。
「そんなこと分かってるよ!」
というお声、ごもっともです。
ほとんどの方は、漏電から雨漏りに気づくわけではなく、雨漏りしたあと漏電の怖さに気がつくものです。
それでも、雨漏り修理はお金がかかるしすぐにはふみ切れないですよね。
しかし【なぜ雨漏りによる漏電は危険なのか】でもご説明したとおり、雨漏りをほうっておけば、どんどん被害はひろがります。
感電や火災のほか、家の木材が腐ったり、シロアリ被害がでる恐れも…!
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
▶雨漏りを放っておくと、どんな被害がでますか?
最後には想像以上の金額で修理しなければならないかもしれません。
みんなの雨漏り修理屋さんは、漏電の相談とおなじく相談無料です。
早めに修理をしておけば、修理費もお安くすみますよ。
まとめ
いかがでしたか?
「雨漏りで漏電してるかも…」と感じているあなたのお役に立てればうれしいです。
疑問質問があれば、いつでもご相談くださいね。

松坂でした。