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谷樋(たにどい)は雨漏りしやすい! 原因・費用・特徴を解説

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2022.06.24 更新 雨漏り修理の専門家が丁寧に教えます!
谷樋

雨水や雪が集まる「谷樋(たにどい・たにとい)」は、雨漏りしやすい場所のひとつ。

当社に届く雨漏りのお問い合わせの80%以上は谷樋が原因、といっても過言ではありません。
谷樋のある屋根で雨漏りしていたら、まず最初に谷樋を疑います。
それほど雨漏りのリスクが高い場所なんです。

この記事では、そんな谷樋の雨漏りについて、ズバっとわかりやすく解説していきます!

あなたが谷樋の知識を深め、安く頑丈な谷樋に交換できるよう、サポートしてまいります。
それでは行ってみましょう。

谷樋の点検・修理は
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雨水の通り道:谷樋(たにどい・たにとい)とは

金属製の谷樋

屋根と屋根がぶつかる部分にある溝=谷樋。
素材は、ステンレス、トタン、銅板、ガルバリウム鋼板などが多いです。

谷樋は、屋根から流れ落ちてくる雨水が集まる、「雨水の通り道」
そのため、雨水で傷んだり腐食がすすみやすく、雨漏りの原因になることが多いです。

谷樋の雨漏りの原因

谷樋の雨漏りの原因4つ

谷樋が雨漏りする原因は、大きくわけて4つあります。 

  1. 経年劣化
  2. オーバーフロー
  3. 間違ったDIY修理
  4. 施工不良

順番に見ていきましょう。

1. 経年劣化

鋼製の谷樋

これが1番よくある原因です。
谷樋の経年劣化により、板金(樋の溝にある金属の部分)が曲がったり、歪んだりすることがあります。
すると、雨水がスムーズに流れず、谷樋に水が溜まってしまいます。

雨水…とくに酸性雨は谷樋に深刻なダメージを与えます。
ひどいときには、サビや穴開きが発生することも。

谷樋のサビで注意したいのが、ガルバニック腐食という現象です。これは、屋根と谷樋で違う金属同士をあわせると、どちらかの金属が急激に錆びるというものです。

定期的に塗装をすることで、サビによる腐食を遅らせることができますよ。

2. 雨水の逆流!オーバーフロー

幅30cm以下の細い谷樋や、勾配のゆるい屋根の谷樋では、流れ込んだ雨水が排水されず、逆流することがあります。
この現象をオーバーフローと呼びます。

状態でいうと、雪が積もったり、雨樋にゴミが溜まっている場合にも、オーバフローは起こりやすいです。
台風やゲリラ豪雨など、強烈な雨が降るときも多発します。

谷樋に雨水が溜まると、よけいにサビや穴あきが起こりやすくなります。定期的に溜まった落ち葉の掃除をするとよいですね。

3. 間違ったDIY修理

間違った修理の注意点

お客さまがご自身で修理しようと屋根に上って、コーキングや防水テープなどでスキマをふさぐことがあります。

谷樋と屋根の間にスキマありますよね。
そこから雨漏りすると考えて、「これをふさげば直るだろう!」と、自力で修理されることがよくあるのです。

でも、これは大間違い。
水の流れ道がなくなってしまい、屋根の内部に雨水が浸入してしまうことに…。

4. 施工不良:下葺きの防水シートのスキマからも

谷樋は、屋根と屋根がぶつかる場所です。
なので、下地の防水シートも、上手く切ってスキマなく繋げないといけません。

でも、家をたてるときに、防水シートを雑に張り合わせたり、スキマが空いたまま施工してしまっているケースがあります。

逆に言うと、スキマが出ないよう防水シートを十分に重ねておくと、谷樋の雨漏りを予防することができるんです。

谷樋の修理費用は?

谷樋の修理費用は、雨漏りの規模によって決まります。

費用
1メートルあたり 5,000円〜
部分修理(壊れた箇所だけ交換) 3万円〜
全体修理(防水シート、下地張替え) 10万円〜
嵩上げ、谷樋をまるごと交換 50万円〜

部分的な修理であれば3万円〜
防水シートや下地を張替えは10万円〜
嵩上げや、谷樋をまるごと交換するなど大掛かりな工事は、50万円〜

「思ったよりも費用が高い」と、驚いた方もいると思います。
というのも、谷樋は「穴が空いた10cmの範囲だけを切り取って交換する」ということができません。
中途半端な谷樋の切り貼りは、かえって切れ目からの雨漏りを増やす原因になります。

谷樋の1片まるごと、もしくは地続きの2片分の交換が必要になるため、どうしても費用が割高になってしまうのです。

修理費を抑えるポイントは、雨漏りの規模が広がる前に、早めに修理すること
そして、火災保険を申請することも検討するのも有効ですね。
下のコラムをひとつの目安にしていただければ幸いです。

自然災害が原因で谷樋が壊れた場合、「火災保険」を適用できるかも!

台風や雨、雪などの自然災害が原因で谷樋が壊れた場合、火災保険がおりる可能性があります。
修理費が最大で0円、もしくは数万円の減額になることも。(※ご加入のプランによります)

あなたの谷樋が壊れた原因が「自然災害」なのか、それとも「経年劣化」なのかを1度保険会社に調べてもらいましょう。

当社の雨漏り修理では、火災保険申請サポートを実施しております!
谷樋の保険申請でお困りの際には、ぜひ現地職員にお気軽にご相談ください。
📞: 0120-610-413

谷樋がある屋根の形状

谷樋のある屋根は、次の画像を参考にしてください。
あなたの家には、次のような溝が何箇所あるでしょうか。
チェックしてみましょう。

谷樋がある屋根の形状

谷樋を修理・交換する場合、「今ある谷樋」「新しく施行する谷樋」それぞれの特徴をよく知り、素材を決定するのがオススメです。
次のトピックで、よく使われる谷樋の特徴と、素材についてくわしく解説しますね。

「素材別」谷樋の特徴・メリット・デメリット

それでは、4種類の谷樋の素材別に、谷樋それぞれの特徴とメリット・デメリットを見てみましょう。

  1. トタン屋根の谷樋
  2. 銅製の谷樋
  3. ガルバリウム鋼板製の谷樋
  4. ステンレス製の谷樋

1. トタン屋根の谷樋は要注意!

トタン屋根の谷樋

古いお家だと、トタン製の谷樋を採用しているところがあると思います。
トタン製の谷樋はトタン屋根と相性がよく、セットで施工されていることが多いですよね。
トタン屋根は、勾配(屋根の傾き)がゆるいのが特徴です。

傾きの少ない谷樋は、水の流れが停滞し、雨漏りしやすくなります。
そんなときは、角度を上げるために嵩上げ(かさあげ)するなどの対策が必要です。

1度、屋根職人に来てもらって、谷樋が雨漏りしにくくなるよう相談してみてください。

2. 銅製の谷樋は一生モノ…ではない!

銅製の谷樋

古い瓦屋根で使われる「銅製」の谷樋は、かつては「一生モノだ」と言われていました。
しかしこれは事実ではありません。
銅製の谷樋は、20~30年程度で水の流れが錆として残ります。
そこから劣化し、ポッカリと穴があいて雨漏りすることがあるのです。

銅製の谷樋に穴があく原因は、酸性雨や陶器瓦のうわ薬との相性、銅がもともと柔らかい素材だから…など、さまざまな議論がされていますが、本当のところははっきりしません。(それらすべてが原因という説もあります。)

もちろんトタンなどの谷樋と比べると比較的長持ちするものの、銅製だからといって永遠にメンテナンスが不要というわけではありません。
屋根瓦とは別に、谷樋単体で定期的な交換・メンテナンスが必要です。

3. ガルバリウム鋼板製(ガルテクトなど)の谷樋は現在主流!

ガルテクトの谷樋

現在主流となっているのは、 アイジー工業製の「ガルテクト」など、ガルバリウム鋼板製の谷樋です。
とくにガルバリウム屋根と相性がよく、セットで施工される方が多いですね。

金属屋根はもともと値段と耐久性のコストパフォーマンスがよく、人気が高まっています。
そこに谷樋も同系統の素材でまとめることで、調和が取れた屋根に仕上がるのです。

ガルバリウム鋼板の谷樋は耐久性に優れるので、メンテナンスのスパンは長くなります。

ただし初期費用と1回あたりのメンテナンス費用がやや割高なので、そこを頭に入れて施工しましょう。

4. ステンレス製の谷樋は耐用年数が長い!

ステンレス製の谷樋

現在もっともオススメしたいのが、「ステンレス」製の谷樋です。
ステンレス製の谷樋は耐用年数が長く、耐水性・耐熱性・耐汚染性に優れています。
さらに、これまで紹介した谷樋の中でもっとも長持ちします。

ステンレスは、アウトドア製品の骨子や歯列矯正のワイヤーでも使われますよね。
そのようなステンレスは、住宅建築でも大活躍。
ほかの素材と比べて圧倒的に長持ちします。

1点、硬さが仇となって亀裂が入ることがあるというデメリットがありますが、それを差し引いても、現状もっとも優れた谷樋であることは代わりありません。

谷樋の素材を選ぶときは、施工業者の持ってくるカタログをよく見て、相談しながら決定してくださいね。

まとめ

谷樋の雨漏り

この記事では、谷樋の雨漏り修理についてお伝えしました。
とくに重要なポイントは3つでしたね。

家の中でもっとも雨漏りしやすい「谷樋」。
谷樋の雨漏りを直すには、丁寧な調査、高い技術力、正しい知識が求められます。
間違った修理をすると、被害が大きくなってしまうので要注意です…!

みんなの雨漏り修理屋さんは、谷樋の種類や劣化の度合いにあわせて、適切な補修をご提案いたします。

亜鉛塗装仕上げの谷樋点検の事例

雨漏り修理されたお客様
訪問販売の業者に、瓦が割れていると指摘されました。本当かどうか見てほしいです。
亜鉛塗装仕上げの錆びた谷樋

2022年2月3日
お客さまは、押し売りのような訪問販売の業者に「瓦が割れているから修理したほうがいい」と指摘され、不安になってお電話をくださったそうです。

ご自宅の築年数は23年ほど。 
屋根に登ってみると、亜鉛塗装仕上げの谷樋が錆びておりました。

この日は塗装のご提案とお見積もりのみ行い、後日谷樋の塗装補修をさせていただきました。

劣化してゴミが溜まった谷樋点検の事例

雨漏り修理されたお客様
釉薬瓦の屋根が古くなり、雨漏りが始まったので点検をお願いしました。
亜鉛塗装仕上げの錆びた谷樋

2022年2月22日
この日は「玄関土間から雨漏りが始まったので、点検してほしい」とご連絡をいただき、お伺いしました。

見てみると、谷樋板金が劣化し、ゴミが溜まっていました。
何年もメンテナンスをしていなかったことが伺えます。

谷樋が劣化すると、正常に水が流れなくなるだけでなく、今回のように、雨水の吹き込みといったトラブルが起こりやすくなります。

ご予算面で不安を感じていらっしゃるようでしたので、「完璧に直す場合は、他の劣化した部分を含めて葺き替えを。部分修理で対応する場合は、谷樋板金交換と吹き込み防止の当て金作成取付を行います」とご案内しました。

ご予算にあわせた対応が当社の強みです。
 

谷樋でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

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この記事を監修した雨漏り修理の専門家
松坂(まつざか)
谷樋は、屋根の中でもとくに雨漏りしやすい箇所です。

谷樋が劣化すると、雨水が滞ってうまく流れず、雨水が逆流(オーバーフロー)してしまうことがあります。
ときには谷樋に穴が空いてしまうことも…。

このような時はすぐに修理が必要ですが、谷樋のDIY修理はオススメしません。
一般の方のDIYによって雨漏りが発生したり、雨漏りがかえってひどくなるケースがあるからです。

私たちは、雨樋のお取り寄せから交換作業まですべて対応いたします。
また、谷樋や集水器にゴミが詰まって雨水が流れなくなった場合にも、きちんと水が流れるよう清掃・修繕いたします。

谷樋のトラブルは、私たち専門家にお任せください!
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