【写真付き】天井のシミの原因は?雨漏りとそれ以外の見わけ方を教えます
2階の部屋の天井に、シミがあります。
1週間前に気がついたのですが、原因がわからず、困っています。
もしかして、雨漏りでしょうか…?
早めに何か対策をしたほうがいいとは思っていますが、何をしていいのかわかりません。
何か自分でできる対策はありますか?
修理する場合、費用はどのくらいになりますか?
正しく原因をつきとめるのが最優先。早めの対策で二次被害を防ぎましょう
こんにちは!
みんなの雨漏り修理屋さんの松坂です。
「気づいたら天井にシミが!どうしてだろう?」
「雨漏り? でも雨水が滴り落ちてくるわけじゃないし…とりあえず放っておいても大丈夫かな?」
私たちのもとには、よくこのようなお問い合わせが届きます。
新しく天井に出来てたシミ、雨漏りでした。梅雨耐えれるかな...
— ひら (@hira_7236) May 8, 2018
天井のシミには、いくつかの原因があります。
原因を正しく見極めて、正しく対処しないと、被害が大きくなってしまうので注意が必要です。
天井のシミを放っておくと、二次被害のダメージが大きくなります。
たとえば、屋根が腐ったり、白アリが大量発生して家をかじられたり…。
被害が広がれば広がるほど修理費用が高くなっていきますので、シミを見つけたら早めに対処しましょう!
この記事では、天井のシミでお困りのあなたのために、現役の雨漏り修理士が次の3つの内容についてくわしく紹介します。
- 天井のシミの原因
- 天井のシミを放置するとどうなるか
- 天井のシミを早期解決する方法
この記事を読んだあなたが、天井のシミの原因を知り、正しく対処できるよう祈っています。
それではまいりましょう!
▶「いますぐ原因をつきとめて、対処してほしい」という方は、みんなの雨漏り修理屋さんにご相談ください。
最短でその日のうちに、プロが無料で調査します!
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
雨漏りだけじゃない!天井にシミができる5つの原因
天井のシミの原因は、大きくわけて5つあります。
どのような原因かによって緊急度合いとその後の対応が変わってくるので、ぜひチェックしてみてください。
あなたの家の天井のシミはどのタイプでしょうか?
今から一緒に調べていきましょう。
(1)雨漏り
緊急度 | 高い |
---|---|
家全体への被害 | 大 |
まず、屋根のすぐ下にある天井にシミができている場合は、雨漏りの可能性が高いです。
瓦やスレートなどの屋根材がズレたりスキマができて、雨水が侵入してしまったケースですね。
防水コートなどの塗装が剥がれたり、排水口が詰まったりして、雨漏りすることもあります。
木材は、水にぬれると変色する性質があります。
木材の色が変わっている所があれば、その木材を濡らすことのできる場所から雨漏りしている可能性が高いです。
天井の接着剤や結露による他のシミとの見わけ方ですが、雨漏りによるシミはジワッと水分が広がったような状態になります。
可能であれば、屋根裏をのぞいてみてください。
シミのもとをたどってみると、雨が入り込む箇所を見つけられるかもしれません。
ただし、雨漏りの原因はたくさんあるため、経験豊富で技術力の高いプロでないと正しくつきとめられません。
浸入箇所(雨水が入ってくる場所)や浸出箇所(雨水が漏れる場所)が複数あることも多いのです。
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
雨漏りに関してもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
(2)ラミネート天井の接着剤・木材の灰汁(アク)
緊急度 | 低い |
---|---|
家全体への被害 | 小 |
雨漏りのシミと間違いやすいのが、ラミネート天井のシミです。
ラミネート天井とは、木目のプリントを貼った天井用の板のこと。
つまり、化粧合板の1種ですね。
コストが安くすむため、本物の木材(無垢のものなど)の代用品として、よく和室の天井に使われています。
そのラミネート天井の接着剤が、時間が経つとジワジワと表面(プリント面)に浮かび上がってくることがあります。
接着剤によるシミは、雨漏りと違って直線状にしみ出すのが特徴です。
ちなみに、ふつうの木の天井板や、天井のクロス(壁紙)から、似たようなシミができることもあります。
その場合は、天井板を固定している木材の湿気や灰汁(アク)が原因になっていることが多いです。
見た目や天井の状態が気になる方は、1度業者に見てもらってリフォームするべきか相談してみてください!
(3)ネズミなどの小動物(害獣)の糞尿
緊急度 | 高い |
---|---|
家全体への被害 | 大 |
天井からガサゴソと物音や足音が聞こえたり、小動物が住み着いている気配はありませんか?
「害獣と天井のシミって、どう関係あるの?」と思われるかもしれませんが、ネズミやコウモリなどの小動物(いわゆる害獣)が屋根裏に住み着いている場合、その小動物の糞尿で天井にシミができる場合があるんです。
人の家の屋根裏・天井裏は、敵がおらず温かく、小動物にとって快適で安全な場所なんです。
そのため子育てにもピッタリ。
知らない間に、子どもを生み、繁殖していることもあるほどです。
問題の箇所を素早く特定し、1日も早く駆除しましょう!
4 屋根裏の結露
緊急度 | ふつう |
---|---|
家全体への被害 | 中 |
屋根裏の断熱が十分でないと、結露が起こります。
結露というと、窓ガラスにうっすらと水滴がついているイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
屋根裏の場合、結露の水分で屋根裏が水浸しになるので被害はかなり深刻です。
とくに、次のような条件の屋根裏は結露を起こしやすいので注意してください。
- 屋根裏に配水管が走っている
- 屋根裏の換気が十分でない
室内の湿気が天井に上がり、外の空気で冷えた屋根材にあたることで、水滴が生じます。
通気や換気の調整(必要であれば換気口を取り付けるなど)も効果的ですよ!
5 給水管・配水管など水回りの水漏れ
緊急度 | 高い |
---|---|
家全体への被害 | 小 |
給水管・配水管の詰まりや老朽化によって、つなぎ目などから水漏れしてシミができることもあります。
私の経験上、築10年以上たつと劣化して水漏れするケースが多いです。
地震や凍結などの自然の影響によっても水漏れしますので、適宜配管を交換・修理したり、除菌や掃除してみてください。
1度業者に水回りを点検してもらいましょう!
天井のシミを放っておくと起きる3つの被害
ちょっと待ってください!
天井のシミを放っておくと、思わぬ二次被害が発生するおそれがあるんです。
このトピックでは、天井のシミを放置したときに起きる問題をくわしくお伝えします。
(1)カビによるアレルギーやシックハウス症候群
カビは湿気が大好き。
カビが発生すると、その家に住む人の健康に悪い影響を与えることがあります。
- アレルギー反応
- ぜんそく・呼吸器系疾患
- シックハウス症候群
カビ毒と呼ばれる有害物質が、人に悪影響をおよぼすのです。
さらにカビ毒はダニのエサにもなるので、ダニを家に呼び寄せてしまいます。
(2)シロアリが家を食べる
雨漏りは、シロアリ発生の原因にもなります。
シロアリは、湿った木材が大好物。雨漏りで湿った木材や室内を放っておくと、シロアリを呼び寄せてしまうのです。
家に来たシロアリは、湿った木材、家の柱、壁などを食べます。
小さなシロアリですが、その破壊力はすさまじいものがあります。
どのくらいすごいのかというと…場合によっては、家の柱をまるごと1本食べてしまうほどのパワーを持っているんです。
家のあらゆる木材部分を食べるので、家が傷み、耐震性能も低下します。
最悪の場合、家の建て替えが必要になることもあります。
おそろしいシロアリの被害を防ぐには、できるだけ早く雨漏りを直すこと。
これしかありません。
(3)建物の傷み・資産価値低下
雨漏りによる被害でもっとも金銭的負担が大きいのは、やはり建物が傷ん資産価値が低下してしまうことですよね。
- 雨水がしみこんで木材が腐る
- シロアリに家を食べられる
- カビが大量発生する
さきほど紹介した天井のシミの二次被害によって、建物の内外が傷んだり劣化するとします。
すると、中古物件として売るときに資産的価値が下ってしまうんです。
天井のシミを放置したせいで、500万円以上価値が下がってしまった家も存在します。
不動産業界では、「もっとも家の価値を下げるのは雨漏りだ」と言われてるほどです。
天井のシミは、1日も早く修理することが肝心です!
天井のシミの原因を正しくつきとめて、正しい対策を
「天井のシミが怖いのはよくわかった。じゃあ、どうやって対処すればいいの?」
「天井のシミができたときに、自分でできる対処法はある?」
結論から申し上げると、天井のシミができた場合の原因究明と対策は、素人の方には難しいです。
信頼できるプロの業者に頼みましょう。
結局は、それがもっとも早い解決=費用をおさえることにつながります。
正直にお話しますと、天井のシミの原因をつきとめるのは、プロでもカンタンではありません。
経験の浅い業者に依頼すると、正しい原因を発見できず、家のトラブルが再発してしまった…ということにもなりかねません。
というのも、天井のシミの原因にもなる雨水は、家のあらゆる場所から入ってきますよね。
入ってきた雨水は、複数の経路をたどって、家のさまざまな場所からしみ出します。
- 瓦やスレートなどの屋根材が壊れている
- 二次防水のアスファルトルーフィングが破れている
- コーキングが劣化している
- 防水テープとサッシの接着部分にスキマがある
- 谷樋に穴が空いている
上の例は、あくまで雨漏りの原因のひとつです。
建物の築年数、タイプ、屋根の種類、使われている建材によって、ケースバイケースで変わります。
たとえ雨漏りの原因を1ヶ所見つけたとしても、他の箇所からも雨漏りしていれば、何度でも再発してしまいます。
みんなの雨漏り修理屋さんでは、経験と知識を兼ね備えたベテランの修理士が多数在籍しています。
お気軽にお問い合わせください!
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
それでは次に、良い業者の見わけ方をお話します。
ここがポイント!優良業者を選ぶポイント
雨漏りや屋根の修理業者って、実はピンキリなんです。
まずは、以下のポイントをおさえてください。
- いろんな雨漏り修理の現場を経験してきて、ノウハウがたまっている
- 技術力が高い
- しっかりとした調査方法を持っている
- 話をキチンと聞いてくれて、丁寧に対応してくれる
- 屋根の張替えなどの大規模な修理を強引にすすめてこない
とくに大切なポイントは5つ目です。
大規模な修理ばかりすすめてくるような業者は、「原因の特定がめんどうだから、あるいは難しいから、一気に大規模にやっちゃえばいい」と考えている可能性があります。
そしてもちろん、大きな修理の方が自分たちが儲かるので…。
ただ、このような大規模な修理は安くても50万円以上、あるいは100万円以上になることが多いです。
業者を選ぶ際は、こちらの予算や希望もしっかりと聞いてくれて、柔軟にプランを提案してくれる業者を選びましょう。
特定の範囲だけの修理ですと、10万円前後で終わる場合もあります。
みんなの雨漏り修理屋さんでは、葺き替えなどの大掛かりな修理だけではなく、原因が限られた範囲(スポット)の場合は、小規模な修理も行っています。
お客様のご予算や建物の状態に応じて、ピンポイントな部分修理や、火災保険を使った天井の修理にも対応しておりますので、お困りの方はぜひお気軽にお問い合わせください!
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
みんなの雨漏り修理屋さんの施工事例
それでは最後に、みんなの雨漏り修理屋さんの施工事例を紹介いたします!
天井にシミができた際にどのような修理が行われるのか、ぜひイメージしていただければ幸いです!
天井のシミ・雨漏り修理事例
2022年6月13日、天井の雨漏り修理に伺いました。
「天井からポタポタと雨漏りしている」とお困りのお客様からお電話をいただきました。お話によると、2年ほど前から天井にシミができていたとのこと。今まではあまり気にしていなかったとのことですが、大雨を機に雨漏りが発生してしまったそうで…見積もりのご相談をくださいました。
「できるだけ早く見に来てほしい」とのことでしたので、お客様ご希望日時の最短で現場に伺いました。現地調査を行ったところ、瓦屋根の老朽化が原因で雨漏りが発生していることがわかりました。見積もりののち部分補修を行い、無事雨漏りが解決いたしました!初めての屋根修理でご不安とのことでしたが、安心いただけたようでよかったです✨
天井のシミ修理事例
2022年5月20日、天井の修理に伺いました。
天井のシミにお悩みのお客様からお電話をいただきました。ご家族の方が発見されたそうで「一度見てもらった方がよいのではないか?」と指摘されたとのことです。
さっそく現地で調査を行ったところ、屋根には特にトラブルはなく…結露による天井シミの可能性が高かったため、軒下換気口を作成いたしました!無事シミ被害が抑えられたようでよかったです!
天井のシミ・雨漏り修理事例
2022年3月6日、天井の雨漏り修理に伺いました。
天井からの雨漏りにお悩みのお客様からお電話をいただきました。お話によると、数年前から天井にシミができていたとのこと。数日前から雨漏りが発生してしまい、ご相談くださったとのことでした。
お客様ご希望の日時に伺い、現地調査を行いました。その結果、屋根が一部破損しており、そこから雨漏りが発生しているとわかりました。シーリング補修を行い、無事雨漏りを解決できました!
まとめ
いかがでしたか?
天井のシミを見つけたら、次の3つの手順で行動しましょう。
- 天井のシミの原因を正しく把握する
- シミを放置すると二次被害が起きる可能性があるので、早めに対処する
- 信頼できる優良業者を選んで、修理を依頼する
さらに、この記事の内容を1枚の画像にまとめてみました。
天井のシミの被害を放置すると、どうなるのでしょうか。
この記事を読んだあなたが、天井のトラブルを解消し、また快適に暮らせるよう祈っています。
それでは、また別の記事でお会いしましょう!
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
みんなの雨漏り修理屋さんの松坂でした。