窓枠・サッシの雨漏り〜原因と対策のコツをプロが教えます〜
結論からお伝えします。
窓枠・サッシの雨漏りは、自分では修理できません。
自分でできるのは、あくまでも応急処置。
サッシの雨漏りは、放っておくと大きな被害につながってしまいます。1日も早く、根本的な修理が必要です。
たとえば雨漏りを放置することでこのような被害がどんどん拡大します。
- 室内の床や壁がぬれる
- 下地の木材など建物が腐る
- カビやシロアリが発生する
サッシから1度でも雨漏りしたら、そこかに「雨水の通り道」ができています。その雨水の浸入口は、サッシから離れたところだったり、何箇所もあったりするので、見つけるのが大変です。
そのため、雨漏りの専門知識と経験のあるプロでなければ、正しい調査やミスのない修理はできません。
被害がすすむと、大規模な修理が必要になって、修理費も高額になっていきます。
雨漏りに気づいた時点ですぐに雨漏り修理のプロに相談する。
これが被害をおさえるポイントです。
予算が少ない…という方にもピンポイントの修理をご提案します!
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
自分でできる!サッシから雨漏りした時の応急処置5つ
まず原因や対策方法を確認する前に、今雨漏りしている箇所の応急処置をしておきましょう。
サッシから雨漏りしている場合の応急処置方法は5パターンあります。カンタンな順にお伝えしますね!
ぞうきんで水を吸い取る
1番カンタンな方法ですね。
家にある雑巾(ぞうきん)や布切れを、水漏れしてる箇所に置いて雨水を吸い取ります。
ぞうきんや布が水を吸って重くなったら、新しいものに交換するか、絞ってまた置きましょう。
カーテンが濡れてしまう場合は外しましょう。
市販の吸水シートを使う
雨漏りや水漏れ事故用の吸水シートを敷きます。
ぞうきんや布よりも吸水力が強いので、水漏れの量が多い時は役に立ちます。
吸水シートは、Amazonなどネット通販やホームセンターで買うことができます。
窓の外に雨戸を付ける
雨戸がないと、サッシのスキマから雨水が侵入することがよくあります。
「台風や暴風雨のときに、窓枠に雨水がしみる…」
このような場合、雨戸を付けて解決できることがあります。
※ただし、それ以外の箇所が原因の場合もあります。
ベニヤ板などで窓を覆う
サッシ全体を覆ってカバーするように、サッシの外側に木の板を設置します。
ただし、木の板を打ちつけたり設置するのが難しい場合が多いので、あまり現実的ではない方法です。
これも原因がサッシ周りでない場合は意味がありません。
コーキングでサッシと外壁のスキマを埋める
コーキング剤(シーリング剤)で、サッシと外壁のスキマを埋めます。
ただし、これはオススメしません。
間違った技術でコーキングをすると…
- 雨水の逃げ道をふさいでしまう
- 下塗り塗料「プライマー」の処理がむずかしい
このように症状を悪化させてしまう可能性があるので、素人の方がコーキングで修理するのは危険です。
外壁の施工経験やコーキングの経験がある方であれば、この方法で応急処置をチャレンジしてみてもいいかもしれません。
応急処置が完了したら、このあとは雨漏りが起きている原因を特定して対処する必要があります。
次の章からくわしく解説していきますね。
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。
サッシの雨漏りを起こす6つの原因
コーキングの劣化・ひび割れ
1番多い原因がコレです。
窓枠を壁にはめ込む時に、スキマができます。
外壁とサッシが接するところです。
それを埋めるのがコーキング(シーリング)というゴム状の素材。
雨風、紫外線、雪など、さまざまな影響でコーキングは劣化します。
私の経験上、寿命は約10年。
劣化するとヒビ割れたりスキマができて、雨漏りの原因になります。
外壁のひび割れ・穴
外壁の塗装も、コーキングと同じように雨風、紫外線などで劣化します。
「へアークラック」と呼ばれる髪の毛のように細いヒビ割れや、小さな穴などから、雨水が浸入してくることが多いです。
とくに、窓枠の四隅の外壁は劣化しやすく、ヒビ割れも起こりやすいので要注意!
外壁=サイディングが気候の影響などで反ってしまい、サイディングの間を埋めていたコーキングがはがれてしまうことも。
外から見ても気が付かないことも多く、窓から離れた場所のヒビ割れが原因になることもあるので、やっかいです。
窓の上にある配管や換気扇
台風や暴風などで雨がいろんな角度から降ると、窓の上にある配管、換気扇、通気口などを通じて雨漏りすることがあります。
横や下から雨が吹き付ける場合は要注意です。
引き違いサッシの境目
サッシとサッシの間・境目から雨が浸入してきます。
台風や暴風雨など、雨が横からふきつける時は特に注意!
窓の近くに屋根がある
窓の上や近くにある屋根の雨漏りが、窓まで伝わって雨漏りするケースです。
防水処理のミス
サッシ・窓枠を取り付ける時に、防水シートや防水フィルムなどで防水処理をします。
その最初の防水処理に不備があったり、処理が下手だと雨漏りします。
シワが残らないように防水テープをしっかり付けないと、「毛細血管現象」と呼ばれる雨漏りが起こってしまいます。
さて、ここまでサッシ・窓枠からの雨漏りの原因をお伝えしました。
ご覧の通り原因はさまざまで、何よりご自身での特定が難しいものです。
「何が原因かどうかもわからない」という方も、一度修理業者に相談してみることをおすすめします。
サッシの雨漏りの対策・解決策は?
何度も繰り返しになってしまいますが、サッシからの雨漏りを自分で根本的に直すのは難しいです。
- 正しい原因をつきとめるのがむずかしい
- 間違った修理をすると、症状がひどくなる
- 早く直さないと、家が傷んでダニやシロアリも発生する
自分でできる応急処置をしたら、プロの雨漏り修理屋さんに修理をお願いしましょう。
応急処置をしなくても、すぐプロに相談してもOKです。(むしろその方が早く解決するケースも!)
放っておくと二次被害が広がって、修理の費用もどんどん大きくなってしまいます。
大ごとになる前に、専門業者に相談することをオススメします。
私たちみんなの雨漏り修理屋さんでは、現地調査の上で原因をしっかり特定。
もし窓枠周辺に原因がなかった場合、たとえば屋根や壁の劣化であった場合でも修理対応いたします!お気軽にご相談くださいね。
▶相談・お見積り無料!みんなの雨漏り修理やさんに相談してみる
サッシの雨漏りの補修費用は?
修理業者に依頼するとなると、気になってくるのは修理費用ですよね。
目安は3万〜15万。
部分的な修理か? 全体的に直すか? によって費用は大きく変わります。
部分的なコーキング処理であれば3万円前後。
防水シートなど、下地の二次防水を直す場合は10万以上になることが多いです。
部分的な修理 | |
---|---|
防水コーキングなど | 3万〜15万 |
全体的な修理 | |
下地の修理・交換など | 15万〜50万 |
いくらかかかるのか、費用だけでも知りたいな…
無料でお見積りと調査をいたします!
【シロアリ】サッシの雨漏りによる2次被害【家の資産価値が下がる】
サッシ・窓枠の雨漏りは、そこまで大きな被害に思えないかもしれません。
しかし雨漏りというのは、人に見える範囲だけの被害ではないんです。
むしろ、目に見えない場所の被害のほうが大きくてコワイもの。
雨漏りをほうっておくと起こる二次被害は…
- 家の木材が腐って、家の資産価値が下がる
- 湿った木材が好物のシロアリを呼び寄せる
- カビが生える
- 電気系統の故障や漏電事故
とくにコワイのが、湿った木材が大好物のシロアリです。
雨漏りで湿った家の木材をねらって、家に住み着きます。
私の経験では、シロアリの駆除と食べられた木材の修繕費用が合計370万円だったというケースがあります…。
対応が遅くなるほど、回復するための費用も大きくなりますので注意してくださいね!
「費用が小さなうちに、早く確実に直したい!」
このような方は、みんなの雨漏り修理屋さんにご連絡ください。
無料調査だけでもオススメです。
失敗しない!良い雨漏り修理業者の選びかた
「サッシ・窓枠を修理してもらう業者は、どこに頼むのがいいんだろう?」
このように迷ってしまう人も多いですよね。
ここで、優良業者を選ぶ時の5つのポイントを紹介します。
このポイントを押さえれば、悪徳業者にひっかからず、良い業者にあたる確率がグッと大きくなりますよ。
- しっかり調査をしてから、見積もりを出す
- アフターフォローや保証がしっかりしている
- 技術力が高い
- 屋根の張替えやリフォームなど大規模な修理ばかりをすすめてこない
- 話をしっかり聞いて、丁寧に対応してくれる
ある意味では、どれも当たり前に思えるものばかりですよね。
しかしこの5つのポイントを満たしている業者、意外と少ないのが現実です…。
とくに、アフターフォローや保証の面。
先ほど、「サッシの雨漏り原因は主に6つある」と説明しましたね。
このように雨漏りの原因は多岐に渡るので、テキトーな修理では再発の可能性が高まります。
注意しよう!悪徳業者の見分け方は?
- いきなり飛び込み訪問してくる
- 見積もりの内容がはっきりしない
- やたらと契約を急がせる
- あまりに大幅な値引きをしてくる
このどれかひとつでも当てはまる業者には、頼まない方が良いです。
窓枠・サッシの雨漏りは、放っておくと家が腐ったり、シロアリが発生することもあります。
経験・実績・技術力があり、誠実な対応をしてくれる業者にお願いして、1日も早くしっかり直しましょう!
窓枠・サッシ雨漏りのみんなの雨漏り修理屋さん施工事例
サッシ雨漏りのコーキング修理
2022年5月31日、サッシの隙間からの雨漏りについてご相談を受けました。
2、3ヶ月ほど前から窓の下の床が濡れていることがあり、サッシの隙間から水が漏れているのではないかと気づきお電話をくださったようです。築27年の木造住宅で、これまで雨漏りなどの修理を行ったことはないとのことでした。
ご自宅にお伺いすると、窓枠と外壁の間を埋めるコーキングが劣化しており、ひび割れたコーキングから入った水がサッシの隙間から漏れ出ていました。その場でコーキング作業をおこない、無事に完了。その後雨漏りは見られなくなったとのことです。
窓枠雨漏りの外壁コーキング処理
2022年4月19日、窓枠の雨漏りの見積もりをお願いしたいとお客様からご連絡がありました。
半年ほど前からリビングの窓枠からポタポタと水が漏れることがあるとのこと。大雨の時にしか見られないためしばらく放置していたようなのですが、さすがに梅雨の前にどうにかしないと…!と思い立ちみんなの雨漏り修理屋さんにご連絡をくださったようです。
ご自宅にお伺いし調査したところ、外壁のひび割れが原因でした。窓枠の近くの外壁の劣化によりヒビが入り、そこから水が侵入していたようです。外壁のヒビは雨漏りだけでなく、内部が腐食してカビが発生しやすくなる原因にも…!外壁のひび部分を埋めるコーキング処理をおこないました。 「梅雨に間に合ってよかった!」とお客様も安心された様子でした。
窓枠雨漏りのコーキング修理
2022年1月13日、2階の窓枠の雨漏りについてご相談がありました。
「雨が降ると窓枠から水が垂れてくるので部分修理をお願いできますか?」とのこと。「これくらいだったら自分で直せそう!」と思いご家族と一緒にコーキング修理をおこなったそうなのですが、「直るどころか余計悪化したような気がして…」とお困りのご様子でした。
作業員がご自宅に訪問しまずは無料でお見積もりを。窓枠のコーキングのスキマから水が入り込んでいたことが原因でした。お客様ご自身でコーキング作業をおこなった部分とは別の箇所からの侵入だったようです。作業員が窓枠のコーキング作業をおこないました。 ご自身でのコーキング作業は意外と難しく、悪化の原因になることも。まずは無料のお見積りから実施しておりますので、お気軽にみんなの雨漏り修理屋さんにご相談ください。
雨漏りの原因の特定・修理を自分で行うことはなかなか難しいものです。
雨漏りを長期間放置したり誤った対処をしてしまうとさらに被害が悪化することにも…!
困った時はぜひみんなの雨漏り修理屋さんにご相談ください。
ご予算にあわせた修理プランをご提示します。